東海テレビが2011年8月4日情報番組「ぴーかんテレビ」の中で、
「怪しいお米セシウムさん」「汚染されたお米セシウムさん」とテロップが誤表示された問題で、
テロップ制作者を解雇したと発表した。
これは本日放送された。
「ぴーかんテレビ不適切放送 ~なぜ私たちは間違いを犯したのか~」の中で発表されたもので、
浅野碩也社長は、
「岩手県をはじめとする全国の農業関係者や、必死に復興に取り組む被災地、視聴者のみなさまに深くおわびを申し上げる。言い訳のしようのない過ちを犯し、深く反省している」
と説明しました。
そしてテロップを作成した外部スタッフが、
所属会社から懲戒解雇されたことを明らかにしました。
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問題社員の取扱説明書
東海テレビは、
これまで社長含め役員が減給、関係者が降格で、
計8人の処分が行われましたが、
解雇は今回が初めてでした。
東海テレビ側で処分されたのが8人というのが少なすぎですね。
詳しくはわかりませんが、
担当プロデューサーとディレクターが降格になって終わりでしょうね。
一方、外部スタッフは懲戒解雇ですから、
処分に開きがありすぎますね。
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職場のいじめとパワハラ・リストラ
もちろん、外部スタッフへの処分は、
東海テレビの決定ではないですし、
テロップを作った本人ですから仕方ないと言えますが、
明らかに、処分の差が激しいですね。
今回の「怪しいお米セシウムさん」のテロップの誤表示には、
何十人ものスタッフが関わっており、
訂正できる機会はいくらでもあったのにも関わらず、
東海テレビ側はほとんとが処分なしですからね。
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責任という虚構
ちなみにネットでは、
■スタッフに押し付けたか
スケープゴートでしかねーだろ
組織ぐるみで日常的にこんなことをやってるんだろ?
■多重下請け構造作って責任転嫁させるとか
東電とやってる事同じだな
■結局、下請けに責任とらせて終わらせようという魂胆か。
リハでテロップ見たやつは全員処分だろ
■24秒も映しておいて、作成者のみ?
■不祥事検証番組じゃなくて
責任なすりつけて自分たちは悪くないという
世論を広めようという狙いの番組だろ
■制作者は不謹慎だけどチェックした担当と責任者が
責任を負うべき話だろ
末端の尻尾切りで済ますとかありえん
解雇なら責任者を解雇して制作者は厳重注意処分だろ
■外注切って終わり?
社員の監督はお咎め無し?
外注は奴隷確定な前例作って良いの?
といった反応です。
確かに、末端だけきつい処分というのは確かですね。
しかも、関係者がほとんど処分がないのも問題です。
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「みんなの意見」は案外正しい
検証番組も東海テレビ側は、
制作者にテロップを訂正するように何度もお願いしたといった、
責任をなすりつけるような説明でしたね。
東海テレビは、今回でこの騒動を終わりにしたみたいですが、
外注になすりつけて終わらそうとしただけに後味が悪いですね。
東海テレビへの批判は当分続きそうですね。
裏側は、弱い者いじめの世界ですね。